■Report
ぶらり海外一人旅 (フランス)
7月25日の夜中に台湾を出発、現地時間の7月26日早朝にドイツ・フランクフルト空港へ到着。 1時間半後となる朝8時過ぎにフランス・リヨン行きの飛行機に乗り換えます。 実は今回の出張において、最大のピンチはこのフランクフルト空港での乗り換えだったわけですが、ネタとしてイマイチなので却下。
フランス滞在は、7月26日の午後数時間と7月28日の午後から翌日までの都合二日 (間の27日は終日イギリスでした)。
まずは7月26日に撮った画像から。
リヨンの空港にあった電車の駅舎。なんだか近未来的です。
まず初日の26日はリヨンの空港からバスで移動。目的地はバスの終着地点のすぐ傍。 その結果、初訪問となる目的地までの道順を覚えなくとも、その道すがらな風景を撮影していられました。
長閑な畑と見慣れない山々の風景。 この山々はアルプス山脈に繋がっていて、フランスでの目的地はこの山々の麓にあります。 この写真を撮っていた26日の移動、行きも帰りも全く問題ありませんでした。
問題は二日後となる28日です。 28日は時間の関係もあって、リヨンの空港から目的地までタクシーでの移動を余儀なくされました。 そして乗ったタクシーの運転手さんはアジア系の方っぽかったんですが…。
わたしから運転手さんへの会話は英語。運転手さんも話の内容を理解されているご様子。 なのに、運転手さんから帰ってくる言葉は全てフランス語なんです。 「わたし、フランス語はさっぱり判らないんです」と伝えても、返事はフランス語。 持参した目的地までの地図を手渡し「わたし、目的地の正確な場所が判らないんです」と伝えても、返事はフランス語。 ちょっとマテ(笑)。車内の会話は噛みあってるっぽいのに、どうしてお互いが違う言語で会話をしているんだ(苦笑)。 二ヶ国語が飛び交う不思議な車内、安心と一抹の不安を抱きつつ出発進行。
数十分後、何故か26日に見た事が無い風景に突入。運転手さんへ事前に地図を手渡しているのにも関わらず、道に迷ってんじゃん(苦笑)。 おい!最初に地図を手渡した時「ウィウィ」とか言っていたじゃないかっ、コラッ!フランス語で弁解をするな。判らんじゃないか。 あっ、キサマ!さっきまで余裕だったのに、なんでそんな大きな地図を引っ張り出しているっ! 事前に渡した地図は助手席に放置かっ!おいっ、そんなデカイもんを見ながら運転をするで無いっ! ちょっとー、ここ何処よー?
それでは、バカタレ運転手が道に迷っているの様子をご堪能ください。
見知らぬ街を徘徊しつつ20分程経過。相変わらず運転手さんは大きな地図を見つつ、しまいにゃ小声で独り言。もう、何語なのかすら判りません。
我が運転手さんは道に迷っている最中、街角では昼からオープンカフェでランチを楽しんでいる方々。 その風景をタクシーの中から涙ながらに撮影している日本人と、独り言をツブやいているタクシーの運転手さんの二人。 もう会話はありません。
見知らぬ街を徘徊し続け30分経過。タクシーの運転手さんは車を降り、とうとう道を訊ねに車外へ。わたしは異国で夢でも見ているんでしょうか。
とは言いつつ、最終的には目的地に到着。海外ではチップを上げる風習があるんですけど…この運転手さんにはあげませんでした(笑)。
実はフランス滞在期間、こちらは英語なのに相手はフランス語と言う奇妙な状況に何度も出くわしました。 フランス語を理解出来ない人間としては、いったいどうすりゃ良いんでしょうか…(汗)。