教室通信249号

2025年(令和7年)5月18日増補
高翔書道教室 046−272−4001
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昇段級試験 成績発表!

 学生部の皆様、進学・進級おめでとうございます。書道教室でも新学期の話題が溢れていて、希望に満ちた季節という感じです。俊游誌4月号は、3月にしめきりました春の昇段級試験の成績発表号です。段・級は上がっていましたか?どうぞご覧ください。
1.5・6月の授業日について
 ( )はお休みです。


中央林間の桜

5月

中央林間
奈良先生

中央林間 中央林間 中央林間 中央林間 しらとり台

4〜7時
大人
4〜8時
子供
2〜7時

2〜7時

2〜8時

2〜7時
  4月28 (29) (30) (1) (2) (3)
(5) (6) 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 (29) (30) (31)

 

6月 中央林間
奈良先生
中央林間 中央林間 中央林間 中央林間 しらとり台


4〜7時

大人
4〜8時

 子供
2〜7時


2〜7時


2〜8時


2〜7時

10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
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29 30          

2.春の昇段級試験 成績発表について
 今配本しております俊游誌4月号は、春の昇段級試験の成績発表号です。審査の結果、昇段・昇級した皆さんの成績が載っておりますので、どうぞご覧ください。
 幼児・小中学生の皆様にとっては学年の集大成、高校・大学生・一般の皆様にとっては昨年4月より漢字・仮名と積み上げてきて調和体作品という、一区切りの結果です。
 審査をしていて、皆さんそれぞれの持ち味を発揮して、よく努力されているなと感じました。筆遣いの練習、えんぴつ・ボールペンテキストでの練習も活きていたかと思います。まず筆 遣いに気をつけて、全身全霊で紙に向かうということ、調和体においては形もさることながら、潤渇などの流れが命であるということ、これらを主に基準として審査がなされました。注目したいのは、調和体において中学・高校生の皆さんがよく健闘されているということです。優秀作品として写真掲載されている皆さん、お見事でした。
 次からは新学年でのお手本となり、一段と難しくなります。反省を踏まえて、また鍛錬を積み重ねていってください。

3.幼児・小中学生の方へ えんぴつ・ボールペンテキストについて
  5月より、当教室独自のえんぴつ・ボールペン練習用のテキストを用いての練習を始めたいと思います。テキスト代お一人1000円を、5月分の月謝と一緒にお願い申し上げます。
 書道教室といたしまして、皆さんのえんぴつ・ボールペンの上達に苦心をしてまいりました。筆ですと用具の準備から、墨を含ませる、先が割れないように気を遣うことから自然に「ていねいに書く」という姿勢が生まれます。えんぴつ・ボールペンですと余りに手軽過ぎるため、逆にそれが難しいのです。そこで、手本と書くスペースが一体となり、練習の記録がしっかり残るような形式のテキストを作りました。これまでやってきて、生徒の皆さんにはだいぶ定着してきていると感じます。
 今年は特に、横書きの練習に力を入れたいと思います。日常では横書きが圧倒的に多いのですが、漢字・ひらがなは縦書き用にできています。縦書きの練習をしっかりして、その流れ・リズムで横書きを鍛えましょう。

作品のことばを選ぶ4月28日増補
 幼児・小中学生の皆さんには、「毛筆自由課題」に取り組んでいただくときがあります。小さいお子さんでも選べるような2〜3文字の漢字・仮名のことば集(学生墨場必携)がありまして、その中からその日に書くことばを選んでいただき、私がお手本を書きます。書くことに意欲的に取り組んでいただくことを目的としています。二十年ほど前までは一番人気の課題でしたが、一時「選ぶのが面倒」ということなのかそれほどでなくなり、最近また盛り返してきました。皆さん、ネットで よくご覧になるのか、いいことばを選ぶようになり、好ましいことだなと感じています。
生徒さん「えー(-_-;) どのことばが簡単かわからなーい!先生選んでー(^∧^)」
私「ファミレス入って、メニューを見て、自分が食べるものは自分で選ぶだろ?」
生徒さん「だっていつもお母さんが選んでくれるー」
私「自分のことは自分でしようね」
といったやりとりがあって、とんでもない難しいことばを選んでしまうこともあるのですが、それもまた勉強。どういうことばが自分には合うのかを学んでいただければいいのです。
 皆さんは普段筆を持つとき、書くことばをどのくらい気にかけているでしょうか。普通はお手本が既にあって、ただそれのまねをしていると思います。それも基本ではありますが、書はことばを素材とした芸術ですから、書くことばはできれば自分で選ぶ、もっと言えば自分でつくる(作文する)のが理想です。一作一作が皆違ってきますし、気持ちも乗るでしょう。
 身の回りに無限にあることば、本の一節、歌詞、会話の中から等、何でもいいので、いいなあと思うことばを気にかけ、書き留めておくようにしたいものですね。最近はネットでも名言集がいっぱいあります。
 今年も俊游書展を計画していますが、大学生・一般の皆さんは、自分なりのことばで漢字・仮名混じりの調和体作品ができるといいです。漢字・仮名の両方を学ばなければいけないですし道のりは遠いですが、ぜひ取り組んでみてください。

  しらとり台のつつじ

幼児・小学校1・2年生の皆様へ5月18日増補
 GWが過ぎ、新しい環境にも少しずつ慣れてきた頃かと思います。幼児・小学校1・2年生の皆様は、園・学校ではまだ筆は手にされていないわけで、その中でペースをつかむのはたいへんかと思います。ゆっくりやってきましょう。
 書は、その人の内面と深く結びついた芸術だと思います。教室に来たときの「こんにちは」「お願いします」の挨拶から始まって、道具の準備、筆に墨を含ませ先を整えてから、先生にその日の手本をもらい、まず3枚書く…というように形の上だけでもプロセスはとても長いです。何か書きたいと思っても、満足なものが書けるまでの道のりが果てしなく遠いですね。一つ一つを積み上げていけば、確実に結果に近づくとも言えます。
 やっと人格形成が始まる皆さん、昨今は取り巻く情報が多く、それらに対応するだけで少々おつかれ気味のご様子です。あわてないで、ゆっくりやっていきましょう。言いたい、書きたいことばがあれば、それを周りに聞こえる、見えるように表現することが、即ちその人の存在になり、とても大切です。
 たった一文字、一本の線だけでも思うようにできれば、それは最高!さあ、これからです!

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