教室通信250号

2025年(令和7年)7月29日増補
高翔書道教室 046−272−4001
ホームページ http://home.g03.itscom.net/kohshoh

夏休みの書道教室

 梅雨とはいえ、暑い日が続いていますね。どうぞ皆様、ご自愛ください。一年の廻りはうまくできていて、これからエネルギーをため、学校の夏休み、秋の昇段級試験そして俊游書展へと繋がっていきます。これから大いに張り切って取り組みましょう
1.7・8月の授業日について ( )はお休みです。


しらとり台の梅の実

7月

中央林間
奈良先生

中央林間

中央林間

中央林間

中央林間

しらとり台


4〜7時

大人
4〜8時

子供
2〜7時


2〜7時


2〜8時


2〜7時

10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 (29) (30) (31)

 

8月

中央林間
奈良先生

中央林間 中央林間 中央林間 中央林間 しらとり台

4〜7時
大人
4〜8時
子供
2〜7時

2〜7時

2〜8時

2〜7時
宿 宿 宿 宿
10 (11) 12) (13) (14) (15) (16)
17 18 19 20 21 22 23
24/31 25 26 27 28 (29) (30)

「宿」は学校の夏休みの書道の宿題をやる日とします。
第41回 読売書法展 8月22日(金)〜31日(日) 10〜6時 26日
(火)休館
六本木・国立新美術館にて

2.夏休みの書道教室
  学校が夏休みとなるこの季節、書道教室では、重要な行事が続きます。教室のカレンダーをよくご覧になり、ご自身のスケジュールと照らし合わせて、確実に教室へお越しになれるように、それぞれで考えましょう。ご家族で帰省されるような場合は、振替ができますので、事前にLINEでお知らせください。また、普段は部活などで思うように教室へお越しになれない中高生の皆さん、それを取り返すチャンスです。たまった課題を一気にやりましょう。
 まず、夏休みに学校で書道の宿題が出されるところがあります。書道教室でお手伝いさせていただきますので、お手本・用紙など配られましたらお持ちください。しめきりに間に合うようにすることも大切なことですので、よく注意しましょう。カレンダーの通り、8月6(水)〜9日(土)を宿題をやる日とさせていただきますので、これらの日にお持ちください。(7月19日訂正)
 それが終わりますと、次のように9月しめきりの秋の昇段級試験があります。新学年の課題での評価になりますので、しっかり練習しましょう。
 さらにその次は、恒例の2025 俊游書展の作品づくりにかかります。会期は11月28日(金)〜30日(日)、会場は長津田・みどりアートパーク・ギャラリーで、作品しめきりは10月半ばです。9月のスケジュールがはっきりしないという方は早めに取りかかることも出来ますので、ご相談ください。
 このように、イベントが目白押しです。夏はあっという間に過ぎますから、しっかり計画して取り組んでいきましょう。

3.秋の昇段級試験について
 俊游誌7月号は、9月16日(火)しめきりの秋の昇段級試験・課題発表号です。4月より新学年での課題に取り組んで、皆さん難しさを感じていると思いますが、その作品で審査がされます。がんばってください。
 昇段級試験といいますのは、日頃から皆さんが出品している俊游誌の特別試験制度で、7月号の課題を書いて、試験料を添えて提出しますと特別に審査され、実力に応じて飛び級で段・級が上がります。審査結果は10月号で発表されます。段の方は、これに出品しなければ昇段はしません。
 中学生の皆様は、試験の課題の一部に高校生以上の方と同じものが入っていて、特に難しく感じられることでしょう。これは当教室独自のカリキュラムです。中学までの書写と、高校生以上の書道にレベルの大きな違いがあるため、多くの方が高校入学で苦労されることが多いので、たいへんですが中学生の段階から時間をかけて取り組んでいただいています。今だけでなく、書の勉強が一生無理なく続けられるようにと願っています。ゆっくりでいいですから、がんばりましょう。

4.2025 俊游書展について
会期 11月28日(金)〜30日(日) 11〜5時(初日は1〜5時)
会場 みどりアートパーク・ギャラリー
  
(東急田園都市線・JR横浜線の長津田駅北口すぐ)
 昇段級試験が終わりますと、俊游書展の作品づくりにかかります。この書展は、当教室独自で開催いたしております年1回の恒例行事で、毎年多くの皆様にご来場いただいております。作品しめきりは10月半ばです。
 展覧会は、自分の字を直に自分の眼でみることができるのがなんと言っても大切なところです。書いた本人が至らないと思っているところも眼に飛びこんで来るでしょう。強烈かもしれませんが、それが次への飛躍の糧になります。そのような場として企画いたしておりますので、どうぞご出品の上、ご家族皆様でご来場ください。8月にまた詳しくご案内申し上げます。


昨年 2024 俊游書展 会場風景

5. 第41回 読売書法展について
会期 8月22日(金)〜31日(日) 10時〜6時 26日(火)休館
会場 六本木・国立新美術館(第1会場)
 佐藤高翔の作品が展示されます。展示室番号は、改めてこのHPでお知らせいたします。よろしくお願い申し上げます。会場の国立新美術館は、東京メトロ千代田線・乃木坂駅6番出口すぐです。

書に卒業はない
 書は、年小の時から始めたとしても、小、中、高、大学生、大人と、卒業はなく、一生続くものです。それが魅力です。
 ただ簡単なことではなく、成長と共に切り替えていかなくてはならないことがあり、それが難しいと共に、人生において役立つことがあるのではないでしょうか。
 小学生までは、楷書を学びます。一点一画、形正しく心を込めて充実した線を引くようにします。中学生になると、行書になります。楷書を基に、点画に流れをつけて書きます。この時、行書の手本だけをみていたのではだめで、楷書が根底にあることを忘れてはいけません。元々の線と、流れのために生じた線がごちゃごちゃになると、字として成り立たなくなります。
 高校生になって、草書や仮名を学ぶと、そのことがさらに押し寄せて来ます。字の中の流れも大事ですし、字から字への流れも考えなくてはなりません。その上、草書の理解には、隷書や篆書の知識も必要になります。これだけのことをやるには、時間がかかりますし、長年取り組んでいた方が絶対に勝ちです。また、ここまでやったからもう終わりということもありません。「書に卒業はない」ということになります。
 今、自分の身に何か降りかかったとします。良い事でも、悪い事でも。それは見えている事のみが原因なのではなく、それを引き起こした何か目に見えない原因があるのではないでしょうか。行書や草書・仮名を目にして、むむ!この字は楷書ではこうだよな、というような考え方が他の事でもできれば、人生に役立つようになるのではと思います。

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