教室通信251号

2025年(令和7年)8月12日
高翔書道教室 046−272−4001
ホームページ http://home.g03.itscom.net/kohshoh

2025 俊游書展です!

 ほんとにすごい猛暑ですね。その中を、顔を真っ赤にして通ってこられる皆さん、おつかれさまです。どうか熱中症に気をつけて、ごゆっくりお過ごしください。恒例の2025 俊游書展のご案内から申し上げます。一年を通じて最大の行事です。じっくり時間をかけて、取り組みましょう。
1.9・10月の授業日
 ( )はお休みです。


国立新美術館

9月

中央林間
奈良先生

中央林間 中央林間 中央林間 中央林間 しらとり台

4〜7時
大人
4〜8時
子供
2〜7時

2〜7時

2〜8時

2〜7時
 
10 11 12 13
14 15 16昇段級 17 18 19 20
21 22 (23) 24 25 26 27
28 29 30        

 9月30日(火)は5週めですが、書展作品のためやることとし、10月28日(火)をお休みとします。

10月 中央林間
奈良先生
中央林間 中央林間 中央林間 中央林間 しらとり台


4〜7時

大人
4〜8時

 子供
2〜7時


2〜7時


2〜8時


2〜7時

     
10 11
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19 20 21書展 22 23 24 25
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2.2025 俊游書展について
会期 11月28日(金)〜30日(日) 11〜5時(初日は1〜5時)
会場 みどりアートパーク・ギャラリー
  
(東急田園都市線・JR横浜線の長津田駅北口すぐ)

搬入 11月25日(火)9〜12時
搬出 11月30日(日)5〜6時
 この書展は、当教室主催で年に1回の恒例行事として開催しています。日頃取り組んでいる作品を、表具された上で、書いたご本人がご自身の眼でじっくりご覧になる場としています。昇段級試験の作品が仕上がった皆様から、作品づくりにかかります。作品しめきりは10月21日(月)です。どうか全力で取り組んでいただき、展覧会期には、ご家族皆様でご来場の上、作品をご鑑賞くださいますよう、ご案内申し上げます。
 幼児・小学1・2年生の皆様は、えんぴつ作品です。えんぴつは思ったより難しいですが、まず気持ちを整えて、丁寧に書く基本を身につけるよう、取り組みましょう。
 小学3〜6年生は半折4分の1(縦68×横17.5p)、中学高校生は半折(縦136×横35p)の普段より大きい紙で作品を仕上げます。一字だけがんばってもだめで、全体が流れよく収まるように考えて書きましょう。高校生の皆様は、日頃から取り組んでいるそれぞれの古典の臨書作品です。
 大学生・一般の皆様は、臨書あるいは調和体作品です。それぞれどのような大きさの紙で、どのような配置で、どの古典を根底として書くかなどは個々にご相談させていただきます。また会期中は、手を出していただける範囲で会場スタッフの係をお願い申し上げます。
 さあ、どのような書展とするかは皆さん次第です。それぞれの想いで取り組んでください。詳しいご案内は、10月のお月謝袋に入れさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 

親子書道
 書道教室では、親子(またはおじいちゃん・おばあちゃんとお孫さん)で並んで筆を握る光景がよく見られ、微笑ましいことです。世代を越えて取り組める芸術ならではと言えるでしょう。
 ただ、実際にはそう簡単なことではありません。時々、お互い書いていることについて喧嘩になることがあります。
子「お母さん、かすれちゃいけないんだよ!」
母「何言ってるの!かすれなきゃいけないのよ!」
 親の方に、筆遣い(縦・横・斜めの基本点画の引き方)をお教えしている時に
子「そんな簡単なお手本、ずるい!」
親「これが難しいのよ!」
 まあまあ、書に卒業はない、とも関連しますが、長い人生の中で、何を良しとするかの価値観が変わることがあり、その違いからすぐにはお互いが理解できないのも仕方のないことですね。親子書道をやるには、それはそれは大きな相互理解が必要なのは間違いありません。
 また、親の方が一緒に筆を握るのでなくても、送り迎えで一緒に来て、お子様が書いているのを見ているだけというのも、親子書道です。この場合は、見ているだけというのがさらに喧嘩を助長することがあります。
子「わかっているけどできないんだよ!黙ってて!」
 見ているだけなのも辛いですよね。教室としては、親の方にはお子様の行き帰りの安全監視と、教室内で他の方に迷惑をかけないようご指導だけをお願いしたいのですが、ついつい言いたくなるようで。
 まあこれも、ずっと一つのことに取り組んでいるからこその親子の姿でしょう。年に一度、教室の展覧会で、親子揃ってお互いの作品を批評し合うのが恒例行事です。それを目指してがんばってくださいね。

私の作品「夢 これより他に未来を創り出すものはない」There is nothing like a dream to create the future.(ビクトル・ユーゴー1802〜1885のことば)
第41回 読売書法展(2025、令和7年)縦225×横53cm
 誰でも夢を見出し、それに向かっていくことで明るい未来が拓けます。ビクトル・ユーゴーが19世紀にそのようなことを語っていたのですね。時代が混沌としてきている今こそ、その想いはますます大事になっていくのではないでしょうか。
 王羲之の書法を基に、「創」の山場に向かって展開していく構成にしました。いろいろとやりたくなりますが、押さえて押さえて、平凡に、淡々と書くようにしました。

 

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