アンケートに答えよう! 充流×伸吾編
Q.3
お互いに「コレ使ってほしい(or使いたい)」と思う萌え小道具を答えよ
A.3
「!!」
質問を読んだ時点で、俺は真っ赤になっていたと思う。だって小道具だぜ?!小道具!
誰だ?!質問考えた奴は!
解答欄に、無し!とでっかく殴り書きしてやった。
「しーんご、紙、破けちゃうよ?」
「書けるか!」
「だよねえ……これ、プライバシー侵害にならないのかなあ?」
「大体、萌え小道具って何だよ!?」
「そりゃあ、巷で言う」
あっけらかんと答えを言おうとする充流の口を手で塞ぐ。
「いくら鈍い俺でもそれ位、判る!」
充流と付き合うようになって、この手の雑学を聞く機会が多くなったせい、なんだけどな。
「まあ、マンネリ逃れにはいいけどねえ」
「いるか!充流1人で十分だ!」
「――――」
つい、口走った俺の台詞に、充流の表情が何故か固まった。うわー、珍しい。
けど……?俺、変な事、言ったか?
「本当に無意識って怖いよねぇ……」
「え?ええ?何が?何がだよ?!」
俺の顔をまじまじと見た後、ため息と一緒に呟かれた充流の台詞に焦る。
恋人がいれば、そんな道具必要ないだろうって意味で言ったんだけど――そんなにおかしいか?!この台詞?
「おかしくないって。僕としては凄く嬉しい言葉だもん。だって道具なんか必要ないくらい、『僕』で満足してるって意味でしょ?その言葉」
「!!」
充流に指摘されて、俺の顔が思いっきり真っ赤になった。
た、確かに視点を変えればそうなんだけど!充流の台詞も間違ってないけど!でも、俺はそんな意味で言ったつもりはないんだーっ!
「任せて、今夜もたっぷり満足させてあげるから」
ね?と言われたって……ううー、違うんだよお、みつる〜……。

充流の答えは「ナイショ」だった。思いつかないもん、と言う本人の台詞を信じていいのか不安だ……。