■report

奄美大島 − 2004夏 (5/6)

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マングローブの森を進んだ先は‥‥平原でした。

地面に白いものが見えます。一瞬ゴミ?と思うんですが、このゴミみたいな白いのが全てヒョコヒョコ動いてるんです。 で、人が近づくとこの白いゴミが一瞬で消えるんです(驚)。

正体はこいつら、シオマネキ。片方だけハサミがでかいカニです。 こいつが一生懸命そのデカいハサミをうちらに向かって振ってるんですよ。奄美にまで来てカニに歓迎されるとは思わなかったすいません嘘つきました。 シオマネキのオスは自分のハサミを振ってメスに求愛してるんです。「俺のハサミはデカイんだー!嫁になれー!」ということらしい。 ある意味孔雀と同じですね。このカニを見たツアーの中の白い服のおじさまが「このカニは食べれますか?」「食べられません」とガイドに一蹴。

次に進んだのは腐葉土の泥沼。深いところはズブズブと沈んじゃうらしいんです。

そう言われたら皆で入るわな(笑)。しかも皆同じように足踏み♪足踏み♪。後ろから見てたらみんな大人じゃないよ、大きな子供達だ(笑)。

次の生き物は蜘蛛みたいですけどちゃんとハサミあります。これ、コメツキガニ。このカニは珍しく横じゃなくて前に進むんですよ。 ちゅーか、貴様やっぱ蜘蛛だろ。右側の画像はこいつらがご飯食べた後なんです。 こいつらは土を掘り返してその養分を食べるので、その跡がこういう黒い塊として残るんです。 あと土に潜る時はドリルの様に回転して垂直に潜るんですよ。わかりづらいけどこんな感じ。

こいつらも普段はいっぱい地表にいるんですが人が近づくと一瞬で隠れます(驚)。 そして、このカニを見たツアーの中のさっきの白い服のおじさまが「このカニは食べれますか?」「食べられません」とガイドにまたも一蹴(笑)

ガイドの人が「ここらへんを漁るといっぱいカニが隠れてますよ」と言ったところ、皆がカニ探しタイムに突入。

この画像は子供が砂遊びして山を作ろうとしてるわけではありません。大きな子供達がコメツキガニを探してる様子です。 ちゅーかね、はっきり言おう。今回同行したカップル以外の家族連れの人達面白すぎ。 この近辺に毒を持ってる植物があるらしくそれをガイドさんが説明すると、ツアーの中のおばちゃんが 「これは人間が飲むとどうなるんですか?」「この枝は持って帰っていいんですか?」って。あんた何するつもりだ(爆笑)。 あと、ガイドさんが珍しいハゼを手にして「これを一緒に来てる子供さんに渡してあげてください」 ってツアーの人に渡すんですけど、子供に渡しゃしない(笑)。 コメツキガニを手にいっぱい拾い上げた白い服のおじさまは 「こんなにいたら踊り食いに出来るね」って。さっき食えないって言われただろー(大笑)。 しかもこんなカニを踊り食いしたら口から血出るよ。

一通り遊んだ後、またカヌーに乗って出発地点の上流に戻ります。

ところで右上の紫のカヌーの方、終始ぎこちない漕ぎ方でした。 どちらかというと漕ぐというよりオールを水に浸けてる感じですか。 この紫のカヌーの人、何故漕ぎ方がぎこちなかったかというと 「カヌーに乗る前から二人乗りカヌーに乗って(旦那に)漕いでもらおうと思ってたから、ガイドの人が漕ぎ方を教えてくれた時にちゃんと話を聞いてなった」 と自供しました。

そんなこんなで約2時間以上、炎天下の中カヌーを漕いだもんだから両腕と顔に加えカヌーから出ていた両膝が真っ赤っか。 このあとしばらくずっーとこの苦しみに悩まされる事になりました。

続く